マグロキャスティングの大御所4名によるカチコミ談議、始まります!
さて、今回はマグロキャスティングゲーム最新情報を、3本の動画に渡ってご紹介。佐藤偉知郎さん、徳永兼三さん、鈴木斉さん、そして遊漁船グリッターの船長・山田有道さんの4人による座談会形式でお送り致します。またもやイカツい漢たちばかりが集まってしまいましたが、竜飛のマグロへのカチコミ談議で盛り上がりそうです!
最新情報を更新するに当たって、まずはマグロのキャスティングゲームの始まりを知っておかなければなるまい! 開祖でもある佐藤さんによると、最初にやろうと思ったのは27年前だとか(2020年当時)。ルアーではクロマグロは釣れないと言われていた時代で、当時は地元のマグロ漁師さんを含め、誰にも相手にされなかったようです。いやいや、釣れるようになった今でも、あんなデカイ魚を釣り竿1本で釣ろうという考えそのものが信じられん!!
それでも中には協力的な漁師さんもいたようで、ボロボロの木造船だがドコでも行ってくれたという。全然釣れないときには「金なんていらねぇ!」と、出船料の受け取りを拒否しようとしたとか。あまりの漢気に、佐藤さんも「抱かれてもイイ…」と思ったとか思わないとか…。
そしてナゼか、話が盛り上がってきたか? というタイミングで突然の乾杯。ちなみに、徳永さんだけはビールで、他の4人はウーロン茶 (ウーロンハイ、じゃねぇだろうな…)をセレクト。徳永さん、飲んじゃってもこの後ベロベロになっちゃったりしませんので、安心してご視聴できますよ(それでもホロ酔い気味…かも)。
釣り人生を変えられてしまった『圧倒的な敗北』
話題は鈴木さんのマグロキャスティング初挑戦へと移り、初ヒットで為す術なくブッチ切られた苦い経験の話に。この映像はYouTubeでも公開されているので、観た人も多いのではないだろうか。なお、鈴木さんの感覚では、あのときの魚を上回るファイトは未だに経験していないという。そしてあれ以来、鈴木さんの釣り人生の流れにも変化があったという…。
そして、今度はタックルの話に。当時はマグロ用タックルなんて存在しなかったので、GTタックルをはじめ考え得る最強のタックルを用意。しかし、ロッドはボキボキ折られるし、リールは簡単にブッ壊れたという。そこで大手釣具メーカーにマグロ用タックルについて相談するが…ここで佐藤さんの本音「ほれ見たことか!!」が飛び出します。タイミングって大事なんだな…と思わされるエピソードです。
ここからはVol.6へ。マグロキャスティングゲームが大盛り上がりを見せたのが2015年だったのだが、その後は紆余曲折を経て若干厳しい時代へと突入。その釣れない時期にいろいろ考えたり、試行錯誤を繰り返したからこそタックルや釣り方が進化し、今のコンスタントな釣果へとつながっているという。
タックルの進化に話が及びますが、よく考えてみると佐藤さん=DAIWA、鈴木さん=シマノという、ライバル会社同士のプロスタッフが同じ空間で膝をつき合わせるという、通常ではなかなかお目にかかれないシチュエーション。こんな貴重な一席を設けて動画にするなんて…意外とヤルネ、HIRO!!
シイラを食ってるかと思えば、カツオなんて贅沢な魚も食う!!
マグロの動きについて語ってくれるのは山田船長。とにかくベイトフィッシュの動きがすべてで、2日間ナブラがバンバン出たかと思えば、その後は『無』の状態が続くなど、読むのは難しいという。ベイトフィッシュの種類もいろいろで、大型マグロが獲れるシイラパターンは有名だが、カツオパターンなんてのもあるらしい。そんなグルメなエサを食ってるなんて…マグロ、美味いハズだよ!!
いよいよラストのVol.7ですが、ここ近年のルアーの傾向の話に。ポッパーでの釣果が目覚ましいということで、各社からポッパーが続々とデビューしているようなのですが、どうも佐藤さんの見解では『ポッパーではない』ということです。佐藤さん曰く「明確なポップ音って嫌ってる気がするんです、魚は」。…え? どういうコト?
いよいよ…3ケタの大台を狙って獲れる時代が来るか!?
今後の可能性を尋ねると、平均で60~70kgという嬉しい答えが返ってきます。コレって実は相当ヤバい状況らしく、小さくても30kg台、最大クラスならば大台の100kg超えも期待できるってコトみたいです! 100kgって…怖いよ!! 本当にこの人たち、そんなのと闘ってるの!? しかも自ら好き好んでヤルなんて…余程の使命を感じているか、中毒になっているとしか思えません!! 彼らは何故、ここまでマグロに取り憑かれているのか…その理由が知りたい貴方、本編にてご確認くださいませ~。