GARMINの新型GPSマップ&新型振動子を阿部貴樹プロが斬る!
今回の動画は2021年発売の新型GPSマップ『1223シリーズ』と、新型振動子『GT56UHD』のテストの様子をお送りします。テスターはGARMINプロスタッフの阿部貴樹プロ。フィールドは阿部プロのホームでもある入鹿池ですが、ここは障害物が乏しいフィールドとしても有名です。新たなGPS&振動子は、未知なる『何か』を捉えることができるのでしょうか!?
ホームフィールドなだけに、阿部プロはドコに何があるのか、ある程度は把握しています。そこでまずは岬と岬を結ぶ道路跡に沿って、既存モデルの『GT54UHD』と新型の『GT56UHD』に差が出るのかを検証してみます。
今回はサイドビュー表示での検証。上段が既存モデルのGT54UHDで1120kHzの周波数で左右10mまでの表示がやっとなのに対し、下段の新型のGT56UHDは1070kHzの周波数で左右15mほどまでカバーできている。いずれも80%の感度設定で、表示する水深に誤差があるのはGT54UHDがエレキのヘッド先端に、GT56UHDは振動子ポールを介して振動子をそれぞれ装着しているので、20cmほどのズレがあるという。しかし、テストの結果にはほぼ影響がないという。
今まで以上に、地形や障害物がハッキリと確認できる!!
道路脇に出ている何かのパイプも、GT56UHDは鮮明に表示。しかし、GT54UHDでは見逃してしまうかもしれません。
右から流れ込んでいるインレットのチャネルラインも、GT56UHDではハッキリと映しています。
ここではGPSマップの紹介を。上が既存のフラッグシップモデルである『8412シリーズ』で、下が最新型の『1223シリーズ』。1223シリーズの方がコンパクトになったにもかかわらず、ディスプレイは若干大きくなっています。また、IPS液晶パネルを採用しているので反射しにくく、どの角度からでも見やすくなっています。
感度をアップさせると、その差が歴然。怖いくらいにリアルに映る!
感度を90%まで上げてみると、GT56UHDではワカサギの群れが映っています。しかし、GT54UHDではハッキリとは捉え切れません。
今度は別の場所に移動して、水中まで続く階段状の地形をサーチ。GT56UHDではハッキリと映し出されているが、GT54UHDでは判別するのは難しい。
ちなみに、GARMINの魚探はタッチ画面対応で、通り過ぎた場所までスクロールして戻ることも可能です。
そして、感度を100%までアップ。GT56UHDは25m先までしっかりと映ります。沈船とその横にある岩も、ハッキリと確認できます。
沈船と岩は目視でも確認できる水深のようなので、行ってみると…スゴイ! そのまんまの状態が映し出されていました!!
感度80%に戻して護岸沿いの石積みエリアを流してみると…GT56UHDは石の隙間までクッキリハッキリと映し出しています!
変化に乏しいフィールドやソルトの100mレンジでも真価を発揮!!
新型のGT56UHDは出力が500wにパワーアップして、遠くのものでもより鮮明に映せるようになったそうです。入鹿池のような変化に乏しいフィールドでは、なおさらその効果が期待できるといいます。なお、ソルトにも対応可能で、100m前後の水深ならば問題なく海底を映し出してくれるようです。テスト風景を細部までご覧になりたい方は、ぜひとも動画へとお越しください!