釣りチュウの自分がやられたとしたら相当困る飛び込み企画『俺の車』シリーズ、今回のターゲットは“オリキン”でおなじみの折金一樹プロ。レンタルボート設備が整っている千葉県の房総エリアなどのリザーバーを中心に活動しているだけに、ボートは基本的にレンタル。だからバスボートを使用しているプロたちとは必要な装備に違いがあり、そのヘンを根掘り葉掘り暴いちゃいたいトコロです。
オリキンさんが乗っているのはトヨタ・ハイエース“フレックスドリーム”仕様。フレックスドリームとはハイエースやランドクルーザーなどのワンボックスカー・クロスカントリーカーを中心に扱い、カスタムのお手伝いをしてくれるカーディーラー。国内では入手困難な並行輸入車・逆輸入車なども取り扱っています。
フロントサイドにはオリキンさんをサポートするメーカーのロゴステッカーがゾロリと並んでおります。あ! GARMINもしっかり貼ってくれてますね!!
リアのハッチをオープンすると…おや、意外と言っては失礼かもしれませんが、かなり整理整頓されている方ですね! ここまで一切触れてきませんでしたが、司会進行役の黒田健史プロが口ごもってツッコメなくなるくらい、表面上はスッキリと整理されています。ただ、奥の奥にはヤバいモノがギッシリ…かも、しれぬ!?
「有無を言わさず全部出す!」の“黒田宣言”にマジでうろたえるオリキンさん!
黒田さんに「全部出す!」と宣言され、うろたえるオリキンさん。全部って言われちゃあ…さすがにヤバいモノが出てきちゃう可能性はちょっとありそう。このとき、オリキンさんの脇汗は全開だったでしょう…。
まずはロッドホルダーから。お手製のステンレス枠にゴムバンドがぐるぐる。ここにロッドを絡み付けるようにホールドさせるという斬新な収納方法! これならより多くのロッドが、1本ずつでも束ねても収納できるそうです。
ステンレス枠中段にはレンタルボート用のデッキを重ねて収納しています。オカッパリ取材のときはデッキを載せずに、ここがロッドホルダーになる場合もあるとか。用途に応じて使い方をフレキシブルに変えられるのはスゴイですね~。
そして取り出したのは、GARMINのエレキ『フォーストローリングモーター』のワイヤレスフットペダル。従来のエレキのように太いワイヤー類でつながれていないので、クルマに積み込む際にもかさばらずにラクに積み込めるようです。これはレンタルボートユーザーにはありがたい装備です!
とにかく『予備』が欠かせない。それを追求するのが“オリキニズム”!
なにげない、しかし鋭くエグるような黒田さんのツッコミが、容赦なくオリキンさんへとブッ刺ささります。カメラが回ってることもお構いなしに、完全に素の状態で答えに詰まってしまうオリキンさん…。
O.S.Pの赤カゴの中から、ナゼかジーンズが2本も出てきました。コレはボートで釣りをする人ならば常備しておいて損はないかもしれません。詳しい内容は本編にて。“2本”というところが、オリキンさんらしいのです!
さらに奥には発泡スチロールでできたブロックがズラリ。これらはレンタルボートのハイデッキを載せる台になるもので、14個くらい積んでいるそうです。実際に使うのは12個らしいんですが…残りの2個は? その答えは本編でどうぞ!
オリキンさんがわざわざカメラを意識してまで『予備』を強調したかったのが、右下に見えるランディングネット。これには亀山のようなオーバーハングが多いリザーバーならではの、確固とした理由があるようなんです。もしかしたら、アナタも経験しているかもネ…。
エレキマウントをロックする純正キーに加えて、オリキンさんはもう1個自作のキーを装着しているんですが、それに関する解説に対して黒田さんから激しいツッコミを入れられてしまいます。あまりの理不尽さ? に、オリキンさんもボーゼンです…。
ただ、自作のカギは1個だけでなく、実はもう1個装着しているという用心に用心を重ねた…というより、予備に予備を重ねた『ダブル予備仕様』なんです。も~うオリキンさん、予備が大好きなんですね!!
最強ワイヤレス仕様をメインに、まさかエレキまで『予備』があるとは!?
DAIWAのバッカンの中にはJBトーナメント用のエンジンベルトや魚探本体、ブラックボックスが収納されています。これに配線をプラスするだけで、トーナメント仕様のハイスペックな魚探システムが完成するわけです。
そして一番下の段には、フォーストローリングモーター本体が鎮座しておりました。通常のエレキと比べるとだいぶ高価なシロモノなので、当然の如くロックキーで盗難対策もカンペキです!
エレキやデッキにトラブルが起こることを想定して、プロの皆様は必ず工具類を積んでいるそうです。しかもそのトラブルとは、けっこうな確率で起こるのだとか…。このヘンは一般アングラーとの大きな違いかもしれませんね。
ビックリしたのは予備エレキ! 自身のメインエレキがトラブルになったときはもちろん、お客さんがトラブルになったときにお貸しすることもあるそうです。
おっと~…普通の車内では、なかなかお目にかかれないモノが出てきましたね…。オトナの男ならではの“問題”なんでしょうか? それとも“たしなみ”なんでしょうか…。
『バスプロあるある』で、アパレルの類は多めに揃っています!
コレもバスプロならでは! カゴの中はスポンサーから支給されているキャップや偏光グラスなどなど、小物類でギッシリです。TPOやウェアとのコーディネイトを考えて、さまざまなタイプを使い分けているようです。プロ活動では大事なコトですよね。
レンタルボーターあるあるなのが、荷台です。バッテリーやエレキなど、重いモノを桟橋まで運ぶには必需品ですね。釣りする前に荷台も使わずにバッテリー運んだだけでギックリ腰になっちゃって、その日一日がパーって人もけっこういるのでは?
青いボックスの中はラインがギッシリ! 大型のボビンがポンド数ごとに仕切られて収納されています。0.5~1ポンド刻みで用意されているので、突然のフィールドの状況変化にもすぐに対応できそうですね。
オリキンさん自作のライン巻き替えマシン(?)は、スプリングでボビンを挟むことで巻き替えるときにラインにテンションが掛かり、より密に巻けるらしいです。しかも金属製クリップがベースなので、挟める場所があればどこでもできるというのがスゴイ!
ナゼかサバ缶が出てきました。「何かあったときのために」だそうです。賞味期限も大丈夫、とのことです…。
キャップ同様、ウェア類もけっこうあります。レインウェアから防寒ウェアまで、用途違いで数種類を常備しているとのこと。季節によって入れ替えたり、トーナメント時にはトーナメントシャツも加わります。
方眼紙からステッカーまで…『バスプロの鏡』アイテムが出てくる出てくる!!
助手席後ろのポケットからは、ナゼか方眼紙が出てきました。実はコレ、フィールドで思い付いたルアーのアイデアや新たなメソッドの発見などを忘れないうちに書き留めておくもの。アイデアマンのオリキンさんならではですね! ちなみに、2冊あるのは「予備です!」だそうです。
ファンサービス用のオリジナルステッカーも常備しています。フィールドで声を掛けてくれればもらえるそうなので、いきなり「ステッカーくれ!」ではなく、最初に「オリキンさんのファンです!」と伝えてから、もらうようにしましょう。カッパのイラストはソックリですね~。
レンタルボートがメインスタイルという、唯一無二とも言えるバスプロ・オリキンさんのクルマの中身、いかがだったでしょうか? 動画本編ならばさらに詳しい内容を見ることができますし、目からウロコのアイデア&情報が満載です。ぜひともご覧になってくださいませ。